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NQN 記者の一日

  File3 西野瑞希(ミクロ・株式マーケット担当)  
  7時20分

出社(オフィスは日経本社ビルの23階)

photo この日は、主に東証グロース市場に上場する中小型銘柄などの動きをカバーする「新興株」の担当。大企業ほど知名度は高くないし企業規模も相対的に小さいが、そのぶん成長期待が高く、値動きも激しい。目立つのはネット関連やバイオ関連の企業で、多くの個人投資家が注目している。
(NQNのオフィスが入居する日経本社ビル)
 
  7時40分

朝の準備は念入りに

朝刊に出ているニュースなどをチェックし、きょう記事で取り上げる銘柄をデスクと相談して決める。きのう発表した決算が好調だったA社の株価は大きく上昇しそうだ。ほかに、きょうグロース市場に新しく上場する企業もあるので、取引が始まってからの最初の価格である「初値」を紹介する記事も準備しておかないと……。
 
  9時

大幅高で臨時の場況記事

午前の取引がスタート。事前に決めていた個別銘柄の値動きを解説する短めの記事を執筆する。午前中の目安は3本。証券会社のアナリストに電話取材し業績の先行きについての見方を聞いた。別の証券会社のアナリストが詳しい分析リポートを出しているので、そちらも参考にしてみよう。新興株全体の値動きを示す株価指数が予想を超えて3%超の上昇となったので、予定になかった「新興株式が大幅高」の場況記事を急きょ執筆、配信した。
 
  11時30分

定例の場況記事

午前の取引が終了したところで、定時の場況記事を執筆。証券会社の担当者に電話取材すると「新興株相場に対する投資家の強気ムードはしばらく続きそう」との答えが返ってきた。そのコメント、記事に引用させてもらいます。 photo
(市場関係者への取材をもとに記事を書き上げる)
 
  12時

ランチは手早く

午前中に必要な記事を一通り出し終えたら、ササッと自分の席でランチ。本日はサンドイッチとサラダで。本社ビルの中にはコンビニがあるし、会社近辺はテークアウト可の店も多いので、選択肢はそれなりに豊富。
 
  12時30分

「初値」がついた

午後の取引がスタート。きょう新しくグロース市場に上場した企業の「初値」がついた。事前に想定されていた株価の3倍近い値段で、投資家の人気ぶりを裏付けた形だ。朝から準備していた原稿の数字の部分を書き換えて、デスクに見てもらい、記事を配信した。個別銘柄の値動き解説の記事は、午後も3本出すのが目標だ。
 
  15時

午後の場況記事

株式相場の取引が終了。新興株全般の一日の値動きを振り返る場況記事の執筆準備に入る。きょうは株価指数が大きく上げただけでなく、いつもより投資家の売買も活発だった。証券会社の担当者に取材すると「世界の投資マネーが、高成長が期待できる新興株に向かい始めた」との解説。またしても、コメント、記事に引用させてもらいます!
 
  16時

あしたの準備も念入りに

photo 次に新しく上場を予定しているのはこんな企業――東証だけでなく、名古屋、札幌、福岡の証券取引所のホームページを細かくチェックし、今後の上場スケジュールを確認。新規上場は年間100社前後あり、中でも毎年6月と12月は特に社数が増える。担当チームのメンバーで共有している「上場カレンダー」のデータを忘れずにアップデートしておこう。
(迅速な記事執筆には日々の準備が欠かせない)
 
  17時

明日以降の準備を一通り終え、退社

photo