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NQN 記者の一日

  File2 三好理穂(マクロ・金融マーケット担当)  
  5時30分

早番の日は早起き

この日は在宅勤務で外国為替市場の記事を担当。朝食を食べながら、前日の海外市場の動向などをスマホでチェックする。
 
  6時すぎ

業務開始

photo 自室に移動。記事編集や相場をチェックするための端末を立ち上げたら、きょうの仕事が始まる。さきほどチェックした海外動向や前日の取材の結果を踏まえ、きょうの外為市場の動きを見通す記事を執筆する。日銀の金融政策決定会合や経済指標の結果は相場を動かす大きな材料。円相場は対ドルで約24年ぶりの安値圏で推移している。「相場の節目」をしっかり意識しないと。
(海外市場の動向を確認しつつ、原稿執筆)
 
  8時30分

朝の場況記事(1本目)

外国為替市場では24時間切れ目なく取引される。日本の夜中に行われるニューヨークでの取引が終わると、それを引き継ぐ形で東京市場の取引がスタート。東京時間が始まる8〜9時をめどに、開始直後の相場の全般的な動きを伝える「場況」と呼ばれる記事を出す。円の対ドル相場はきのうと同じぐらいの水準……と。執筆途中、デスクからチャットで指示が来た。
 
  10時

午前の場況記事(2本目)

取引開始から少し時間が経過。輸出入に絡む企業の為替取引である「中値決済」で動きが出ているようなので、簡単に解説を加える。それが終わると、次はメガバンクの為替担当者に電話取材。今日の相場見通しを語ってもらい、コメント記事にまとめてデスクに送る。
このへんでちょっと一息。コーヒーでも入れようかな。
photo
(為替含む金融市場の動きを幅広くチェック)
 
  12時

昼の場況記事(3本目)

午前中の相場の動きをまとめた記事を執筆する。昼前に、通貨当局である財務省OBの発言がきっかけで円相場が一時的に大きく動く場面があった。背景や今後の影響などを別の銀行の担当者に電話取材して、記事に盛り込む。締め切りまであと10分、急がないと……。
 
  12時30分

ランチは手短に

基本は「サクめし」。外国為替市場の取引に昼休みはないので、ランチもできるだけ簡単に済ませよう。いつもはコンビニ弁当や外食だが、きょうは自分で簡単に料理した。
 
  13時

「☆解説」に気合が入る

photo 前日から準備していた解説記事の仕上げにかかる。通常の場況記事と区別するため見出しの最初に☆マークを付けるので「☆(ほし)解説」と呼ばれる。相場の底流を深掘り分析したり、テーマを絞って専門家にインタビューしたりする長めの記事で、NQN配信コンテンツの中でも注目度が高い。
きょうのテーマは「中期的な円とドルとユーロの関係について」。FX会社の担当者に電話取材し、仕入れた最新情報を加筆して、いざ完成! 編集担当のデスクに見てもらう。
(市場関係者に電話取材)
 
  14時

午後の場況記事(4本目)

午後は比較的、静かな値動き。この日の朝からの外為相場の動きを、改めて振り返ってまとめる。円とドル、ユーロだけでなく、個人投資家の注目度が高いトルコリラ、オーストラリアドルといった通貨にも目配りするのを忘れない。このところ目立つ原油高など資源と通貨の関連について、先輩からチャットで助言をもらった。なるほど、この話も一言、記事に入れておこう。
 
  15時

記事のチェックは徹底的に

さきほど配信した記事に誤りがないかどうか、もう一度チェックする。数字と固有名詞はマーケット速報の命だから、手元の資料や取材メモと照らし合わせながら隅々まで確認する。問題ないことをデスクに連絡して、きょうの定例の業務は一段落だ。為替市場は夕方以降、取引の中心が東京からロンドン時間に引き継がれる。それまで相場が急変動しないか、念のためチェックしておこう。
 
  16時ごろ
あしたは原油や貴金属など商品相場を担当する出番。必要な記事とスケジュール、予定している取材先のリストを確認し、本日の業務は終了。おつかれさまでした。 photo
(端末を閉じ、翌日に備えてリラックス)